[作詞] 荒木とよひさ
[作曲] 三木たかし
台湾が生んだアジアの歌姫「テレサ・テン」が日本デビューを果たしたのは1974年、21歳の時。
2曲目のシングル「空港」が大ヒットし、同じ年の日本レコード大賞新人賞を獲得。その後も香港を拠点に台湾や日本で活動を続けるが、1979年に旅券法違反で日本から国外退去処分を受けてしまう。
そんなテレサ・テンが5年後の1984年に日本再デビューを果たした時の「再デビュー曲」がこの「つぐない」である。日本有線大賞を受賞するなど、彼女自身の日本における最大のヒット曲となった。
歌うほどに、奏でるほどに、切なさが心に沁みる名曲である。
(歌詞)
窓に西陽が あたる部屋は
いつもあなたの 匂いがするわ
ひとり暮らせば 想い出すから
壁の傷も 残したまま おいてゆくわ
愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
優しすぎたの あなた
子供みたいな あなた
あすは他人同士に なるけれど
心残りは あなたのこと
少し煙草も ひかえめにして
過去に縛られ 暮らすことより
わたしよりも 可愛い人 探すことよ
愛をつぐなえば 重荷になるから
この町を離れ 暮らしてみるわ
お酒飲むのも ひとり
夢を見るのも ひとり
あすは他人同士に なるけれど
愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
優しすぎたの あなた
子供みたいな あなた
あすは他人同士に なるけれど
ポールスターではボーカル無しで演奏します。
バリトン・テナー・アルトの3種類のサックスがメロディを奏で、それぞれの音色の違いを楽しんでいただけるアレンジとなっています。